今回ご紹介するのは、「奮闘するたすく」という、まはら三桃(みと)さんの本です。
主人公は小学5年生だったので、自分に置き換えて読めたそうです。デイサービスについて知る機会になります。
【あらすじ】
最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。近所で道に迷ったかのように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり…。「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、佑はデイサービス(通所介護)に連れていくことになった。しかも、佑が逆らうことのできない早田先生は、そこで見たこと、聞いたことをレポートして夏休みの自由研究として提出しなさいって…。友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、お年寄りと接しながら、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。坪田譲治文学賞受賞作家が描く、子どもにとっての「介護」とは?