息子は、新4年生からサピックスに通塾し始めたのですが、国語の読解力にやや課題がありそうでした。
読書と言えば、小学校の図書室から持ち帰らされて読む程度でした。
そこで、いろいろな方のレビューを参考に買い与えて行ったところ、読書の楽しさに気付いてくれました。夏休みの読書感想文対策の必要もなくなりました。
読解力向上にどれだけ寄与したか、明確にはわかりませんが、現在、国語の偏差値がアベレージ65を超えるようになったことは事実です。
6年生になると、読書する時間は基本的にとれなくなるので、4〜5年生のうちに素晴らしい本と出会えるといいですね。
購入した本は100冊近くに及びますが、その中で、息子と私のオススメを不定期にご紹介して行きます。
今回は、「小学五年生」という重松清さんの本です。
・本のタイトルからして手に取りやすい。
・短編で構成されていて、読書デビューのハードルを下げることができる。
・いろいろな家庭環境があること、考え方の違いなどを知ることができる。
【あらすじ】
クラスメイトの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情―まだ「おとな」ではないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。
小学五年生 (文春文庫)