今回ご紹介するのは、「世界地図の下書き」という浅井リョウさんの本です。
家族と一緒に生活するということが必ずしも当たり前ではない事実に衝撃を受けたようです。
自分とは異なる立場や状況の人の立場を想像したりすることで、息子なりに考える機会になったと思います。
【あらすじ】
児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らす小学生の太輔。事故で両親を亡くしたあと、引き取られた伯父夫婦の家で虐待を受けたため、はじめは心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間たちのおかげで徐々に打ち解けていった。中でも心の支えになったのは年上のお姉さん、佐緒里だ。その佐緒里が高校を卒業し施設を出ていくことになったとき、太輔たち4人の小学生はある贈り物を考える──。