今回ご紹介するのは、「みかづき」という森絵都さんの本です(2017年本屋大賞第2位)。
読み応えのあるボリュームですが、塾の内情について踏み込んでいるので、2月の勝者をご覧になっているお家なら、親子で読まれてもいいと思います。私立、国立中学受験でもこの作品の出題実績があります。
【あらすじ】
昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い―。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!