今回ご紹介するのは、「家族シアター」という辻村深月さんの本です。
家族関係を描いた短編集です。登場人物の心情を感じるには絶好の書籍だと思います。ゆえに中学受験で扱われたのだと思います。
【あらすじ】
同じ中学校に通う姉は、「真面目な子」。褒め言葉のようだけど、実際は「イケてない」ことの裏返し。
こんな風には絶対になりたくない――だけど、気にせずにはいられなかった。(「妹」という祝福)
息子が小学校六年生になった年、父親中心の保護者会「親父会」に入った、大学准教授の私。
熱心な担任教師に恵まれて、順調に思われた日々の裏には、とんでもない秘密が隠されていて……?(タイムカプセルの八年)
すべての「わが家」に事件あり。ややこしくも愛おしい家族の物語、全七編!
このシリーズは今回でおしまいです。読書を楽しいと思えることは中学受験対策のみならず、今後の長い人生にとっても有益だと思います。
読書習慣のないお子さんには、是非好きな一冊に出会えるように少しだけ手伝ってあげてください。